非協力的な代襲相続人との遺産分割を審判・交渉で解決した事例|宇都宮東法律事務所
義母を長年支え、妻の死後も同居して世話を続けてきた依頼者は、義母名義の自宅に住み続けることを希望していました。しかし、疎遠な代襲相続人が連絡を拒否。協力的な相続人から相続分譲渡を受けたうえで調停・審判へ進み、審判後に相手方も代理人を立てたことで交渉が進展。依頼者が自宅不動産と預貯金を取得する内容で和解しました。
10秒でわかる事例紹介
依頼者は義母名義の自宅に住み続けたいが、疎遠な代襲相続人が郵送・電話での連絡を拒否し、遺産分割が進まない状態。
協力的な四男から相続分譲渡を受け、非協力的な相続人には連絡を継続。調停を申立て、相手が不参加のため審判へ移行。
審判後、相手方が代理人を選任して交渉が進展。依頼者が自宅不動産と預貯金を取得し、解決金を支払う内容で和解。
事例の基本情報
- 依頼者
- 60代男性・養子
- 亡くなられた方
- 義母
- 相続人
- 養子(依頼者)・四男・三男の子(代襲相続人)
- 主な遺産
- 不動産・預貯金
- 主な争点
- 自宅の取得、非協力的な代襲相続人、相続分譲渡
- 解決手段
- 相続分譲渡 → 調停 → 審判 → 代理人間交渉・和解
ご相談時の状況
依頼者は妻とともに義母の世話をし、妻が亡くなった後も義母と同居して支えてきました。義母の死後も自宅に住み続けたいと考え、他の相続人へ連絡しましたが、疎遠だった三男の子である代襲相続人が非協力的で、郵送や電話での連絡も拒否されました。一方、四男は協力的でした。依頼者は、自分が長く義母を支えてきた事情も踏まえ、自宅を確保しながら遺産分割をまとめたいと考えていました。
依頼者のご希望
義母名義の自宅に今後も住み続けるため、自宅不動産を自分が取得したいこと、非協力的な代襲相続人とのやり取りを弁護士に任せ、必要であれば家庭裁判所の手続きも使って解決したいことが主な希望でした。
この事例の主な争点
協力的な相続人の相続分をどのように整理するか。
郵送・電話での連絡を拒否する代襲相続人にどう対応するか。
依頼者が居住する自宅を取得できる分割案を成立させられるか。
調停に相手方が参加しない場合、審判後も含めてどのように解決へつなげるか。
弁護士の対応
協力的な相続人から相続分譲渡
四男に事情を説明して協力を求め、依頼者への相続分譲渡証書を取得しました。
非協力的な相続人へ連絡
代襲相続人へ郵送や電話で連絡を重ねましたが、協議に応じてもらえない状態が続きました。
遺産分割調停を申立て
任意交渉で進展が見込めないため、家庭裁判所へ遺産分割調停を申し立てました。
審判へ移行
代襲相続人が調停に参加しなかったため審判へ移行しました。相続分譲渡をした四男については、裁判所で手続き上の整理も行いました。
審判後の代理人間交渉
審判書が届いた後、代襲相続人が弁護士を選任。代理人同士で改めて条件を調整し、和解案をまとめました。
解決結果
代理人間の交渉の結果、依頼者が自宅不動産と預貯金を取得し、代襲相続人へ解決金を支払う内容で和解が成立しました。連絡拒否の状態から始まり、調停・審判まで進みましたが、裁判所手続きをきっかけに相手方が代理人を選任し、最終的には話し合いで具体的な解決条件をまとめることができました。
遺産分割でお困りの方はご相談ください
相手が話し合いに応じない場合でも、そこで手続きが終わるわけではありません。任意交渉、調停、審判、審判後の交渉まで含め、希望する財産を確保するための進め方を検討します。
この事例のポイント
相続人が連絡を拒否している場合、任意交渉だけでは解決が難しいことがあります。ただし、調停や審判へ進むことで相手方が対応を始め、その後の交渉につながることもあります。自宅を取得したいなど明確な希望がある場合は、他の相続人の相続分も含めて全体の分割案を設計することが重要です。
同じようなお悩みの方へ
相続人が連絡を拒否している方、代襲相続人との関係が疎遠な方、亡くなった方名義の自宅に住み続けたい方、調停や審判になっても解決条件を交渉したい方。
遺産分割でお困りの方はご相談ください
相手が話し合いに応じない場合でも、そこで手続きが終わるわけではありません。任意交渉、調停、審判、審判後の交渉まで含め、希望する財産を確保するための進め方を検討します。
※解決結果は個別の事情により異なります。本事例と同様の結果を保証するものではありません。

