故人の死後、腹違いの兄弟が存在することが判明し、遺産分割協議が迅速に成立した事例

ご依頼の背景

お母様が亡くなった後、遺産相続の手続きを進める中で、腹違いの兄弟が1人存在することが明らかになりました。しかし、その兄弟との連絡が難しい状況のため、遺産分割交渉を行ってほしいと当事務所に依頼がありました。

依頼人の主張

依頼者は生前、お母様の世話をしていたことから、不動産と自動車は依頼者が取得したいと主張しています。また、お母様の死後に立て替えた自動車税と固定資産税は、遺産から精算してほしいとの要望がありました。

サポートの流れ

まず、腹違いの兄弟に関して所在調査を行い、住所を判明させました。その後、迅速に遺産分割交渉を開始しました。

結果

腹違いの兄弟も、自分以外に兄弟がいることに驚いていましたが、弁護士を代理人に立てたことで、両者の代理人間での交渉が円滑に進められました。
遺産に含まれる自動車の価値について当初争いがあったものの、当事務所が提出した資料に基づき価値が算定されました。その結果、不動産と自動車は依頼者が取得する形で、遺産分割協議が成立しました。また、固定資産税と自動車税についても、遺産から清算することで合意が得られました。
この事例では、突如として明らかになった腹違いの兄弟の存在にもかかわらず、迅速かつ円滑に遺産分割協議を進めることができました。遺産相続においては、適切なサポートと効率的な交渉が重要であることが分かります。